家庭でできるクリーニング講座①

ご家庭での洗濯(クリーニング)

はっきり言ってしまえば、「ドライクリーニング」に出すよりも、お洗濯できる物ならご家庭で手洗いした方が綺麗になります。 その方法をお話しします。

「クリーニングに出すまでの物ではないのだけど、外にも着ていくので丁寧に洗濯したいお洋服」がメインです。

と言いますのは、「コートやスーツ、ダウンジャケット類は年に何回もクリーニングする物ではないので春と秋にまとめてクリーニングに出せばいいのだけど、良く着る簡単なワンピースやお気に入りのシャツなどは、そうはいかないので、手洗いの方法を教えて欲しい」というお客様が多いです。1度、本当に綺麗にクリーニングされたお洋服を着ると「もう、近くのクリーニング店には出したくないから」何とか家庭でできないかとの質問を良く受けるからです。

その方法は簡単です。

まず、何時も洗濯機で使う洗剤は使用しません。 なぜなら、その洗剤は人の皮脂やタンパク質を洗浄するためアルカリ性(アルカリは良い響きに聞こえますが決してそうではない)だからです。 その代わり、おしゃれ着洗い等の中性洗剤(アルカリ性でも酸性)を使います。極論すれば、台所洗剤(手に優しく中性)でもかまいません。 なぜ、普通の洗剤がダメかと言えば、下着でないのでアルカリにするほど汚れていない洋服が殆どで、その手の洗剤には漂白成分が入っているので「せっかくのお気に入りの黒Tシャツの色が直ぐにグレーになる」&「ウール」は洗えないからです。人の手に付くと、ヌルッとするのは皮膚の角質が剥がれているからです。

黒等の色の濃い洋服を洗う場合は、水温は夏の水道水くらい。これをバケツや洗面器で軽く手洗いすれば完璧です。  白や黄色の場合には温度はお風呂より低いくらいでも大丈夫です。その温度が良く落ちます(失敗しない温度)。

すすぎも機械でないので十分にできるので肌にもgoodです。 柔軟剤はお客様のお好みで。 また、そんなお洋服はアイロンがいらない物が殆どだと思います。クリーニングに出して無駄にアイロンを掛けられ光ってしまったりという事もありません。

微妙なお洋服は「なすクリーニング」へどうぞ(笑)

洗剤の知識もご覧ください。

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